- 報告・資料 -
2022 年通常総会特別講演「石狩低地帯の縄文時代:珪藻・花粉・考古のはなし」 [ウェブ閲覧用PDF 1.3MB] [高解像度PDF 4.7MB]
嵯峨山 積・星野フサ・工藤義衛
総合地質, 7巻, 1−11 頁
最近の北海道およびその周辺の地震活動(2018年1月1日 ~ 2023年5月31日) [ウェブ閲覧用PDF 1.0MB] [高解像度PDF 8.4MB]
高波鐵夫
総合地質, 7巻, 13−25 頁
要旨
2018 年9 月6 日に,北海道胆振地方中東部で発生した逆断層型地震の胆振東部地震(M6.7) が発生し,震源域にある厚真町で震度7を観測した.その内陸被害地震からすでに5 年が経過したが,その長期に亘る北海道とその周辺の地震活動の調査報告は少ない。その期間に発生した地震の時空間分布と発震機構を調査することによって,現在巨大津波地震が想定されている千島孤南西端や青森県東方沖のほか,根室はるか沖の千島海溝付近,知床半島沖,北海道北部,日高山脈南部,択捉島付近などで顕著な地震が発生していたのが知れた.それらの統合的考察から,海溝沿いとスラブ深部との地震活動の因果関係や,十勝沖~根室沖の非DC解と青森県東方沖の純粋なDC 解との発震機構の地域差が示唆された.
- 論説 -
北広島市街地北部付近の第四紀の地質と花粉層序 [ウェブ閲覧用PDF 2.6MB] [高解像度PDF 8.1MB]
岡 孝雄・星野フサ・松井 昭・関根達夫・米道 博
総合地質, 7巻, 27-54 頁
要旨
中央北海道の北広島市街北部および長沼町西端部において6つの地盤調査孔コアおよび掘削水井戸1井のカッティングスの観察を行った.これらのコアから試料を採取し,花粉分析と火山灰分析(1試料)を実施し,野幌丘陵の南東部およびその東側隣接地域(長沼低地の北西部)において地表から深度150 m までの地下断面を描いた.上記の両地域の第四紀地質は上位へ向かって,下野幌層,音江別川層,厚真層,北長沼層,支笏火山噴出物,および沖積層より構成される.これらのうち,北長沼層は厚さ15 m ±の,顕著な湿原堆積物で,厚真層には整合関係で重なっている.その地層の地質年代は,その地層の最下部に洞爺火山灰(年代110 ka)がはさまれることと支笏火山噴出物(46 ka)が上位に重なるという事実から,110 ka 頃から46 ka(MIS 5d ~ MIS 3)である.
- 論文紹介 -
[ウェブ閲覧用PDF 1.0MB] [高解像度PDF 4.4MB]
君波和雄
総合地質, 7巻, 55-60 頁
Gianni, G.M., Navarrete, C. and Spagnotto, S., 2019, Surface and mantle records reveal an ancient slab tear beneath Gondwana. Scientific Rep., 9, https://doi.org/10.1038/s41598-019-56335-9.
[追悼]
総合地質, 7巻, 61-62 頁 [PDF 0.9MB]
・第7巻1号
・第6巻1号
・第5巻1号
・第4巻1号
・第3巻1号
・第2巻1号
・第1巻1号
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