日本海沿いの日本列島には,日本海形成に関連した火山活動によって形成された火山岩が広く分布している.佐渡島南端付近の小木半島の西側海岸に沿って,中期中新世の海底火山活動で形成された玄武岩質枕状溶岩や火山砕屑岩が露出している.写真の右側は枕状溶岩で,左側の崖に見られる火山砕屑岩は、その後に起きた海底のハワイ式噴火~ストロンボリ式の爆発的噴火によって形成された.火山砕屑岩の地層は幅 1 m ほどの玄武岩岩脈に貫かれており,供給岩脈(feeder dyke)と考えられる.藤林紀枝氏監修.(宮下純夫)
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