東北日本に分布する最古の地層の年代はオルドビス紀~カンブリア紀(約 4.5~5億年前)であるが,それらの時代はジルコン粒子の放射年代から決定されている.この写真は,Kawamura (1980) によって報告された前期シルル紀(約4.3億年前)のクサリサンゴ類(halysitid)化石で,どちらもHalysites属のものであるが,現在も東北日本から得られた最古の化石である.標本の横幅は約 10 cm.なお,日本最古の化石は飛騨地方から報告されたオルドビス紀コノドントである.岩手県住田町奥火の土.(川村信人)
Photo album created with Web Album Generator - fully customized by M. Kawamura