黒々とした煙突(実際に内部は空洞となっている)のようなものが林立しているのは,林の間を溶岩流が覆い尽くし,そして流れ去った跡に残された樹木の「化石」で,溶岩樹型(lava tree)と呼ばれる(写真左).これらの柱の上まで,溶岩が覆っており,その上の樹木は焼失したが,溶岩流内部の樹木の周囲は溶岩が固化して殻(円筒)が形成される.やがて溶岩流が流れ去って表面全体が陥没すると,このような溶岩樹型が残される.割れた溶岩樹型に近寄って見ると,その内部が空洞になっているのがわかる(写真右).1994年撮影.(宮下純夫)
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