佐渡・小木半島の海蝕台地形

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1802年の小木地震によって,佐渡の小木半島周辺の海岸は約2メートル隆起し,広い海蝕台が形成され『万畳敷き』と呼ばれている.2024年の能登半島地震では最大4メートルの隆起が生じて,能登半島の海岸沿いに隆起海蝕台が広く出現した.また,日本海沿岸では 1804年の象潟地震(山形県)でも 25 km にわたって海岸が 1 ~ 2メートル隆起し海蝕台が出現した.つまり,こうした海蝕台の存在は,過去の大地震による地盤の隆起を物語っているのである.(宮下純夫)

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