5月15日に開催された本センターの総会において理事長に選出されました.
2016年に設立された本会は15名の会員でスタートしました.この6年間は初代前田仁一郎前理事長の献身的な努力もあって,着実にその地歩を固め,社会的認知も広がってきました.特に2022年に入ってからは8名もの会員が増加し,40名近い組織へと発展してきました.
さて,コロナパンデミックは3年目に入った現在もまだ先が見通せない状況が続いていますが,最近は感染者数も着実に減少し続けており,多くの社会的活動が全面的に再開される日が近いことを予感させます.このパンデミックのために,本センターの活動も大きく制限され,公開講座は3年間近く停止したままでしたが,この夏以降の再開に向けて準備を進めています.
一方,2月24日に開始されたロシアによるウクライナ侵攻は,気候変動や炭酸ガス排出削減にも間接的に重大な悪影響をもたらしています.気候変動による弊害は,熱波の到来や大規模洪水の頻発など,さらに深刻化しつつあります.日本列島では地震や火山噴火も重大な関心事です.本センターは主に退職した研究者や技術者などにより構成されていますが,こうした方々への居場所の提供に加えて,上記のような問題への社会的発信や啓発・普及活動に取り組んでいます.これまでに.道民カレッジでの公開講座,野外観察会,研究セミナーや会員交流会,学術雑誌「総合地質」の発行,特別講演会などの活動を行ってきました.皆様とこうした場でお会いすることを楽しみにしております.