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HRCG Newsletter-32




2019/05/15

HRCG Newsletter 講読の皆さま:

Newsletter の連続, ご容赦ください.

2019/6/8 (土曜) の午後に開催する第4回公開講座「4万年前, 札幌を埋め尽くした支笏火砕流 ?札幌軟石は支笏火山の置き土産?」のご案内です. 現在, 参加予約を受け付けています.

座学と野外見学,あわせて 2 時間の講座です.受講料は保険代, 資料代を含め 1,000 円 (高校生以下 500 円) となっておりますので, お気軽にご参加下さい.
なお, この公開講座は 北海道教育委員会主催の道民カレッジ連携講座 (ほっかいどう学コース) に指定されており, 札幌市, 札幌市教育委員会, 一般社団法人北海道地質調査業協会, 北海道高等学校理科研究会から後援をいただいております.  道民カレッジに登録されている方には単位を認定いたします. また希望される方には一般社団法人北海道地質調査業協会の CPD 証明書を発行いたします.なおこの講座は「札幌市さぽーとほっと基金助成事業」に採択された当研究センターの「札幌市とその周辺の地質に関する市民向け公開講座の実施事業」の一部として行われます.

○ 会場:石山振興会館 (札幌市南区石山1条3丁目)・石山緑地公園 (札幌市南区石山78)
○ 日時:2019年6月8日 (土曜) 13:00?15:00 (12:40 石山振興会館にて受付開始, 13:00 から同会館で地形・地質の解説. その後, 石山緑地公園へ徒歩で移動して札幌軟石を見学. 石山振興会館にもどって 15:00 解散)
○ 講師:関根達夫・岡村 聡 (北海道総合地質学研究センター)
○ 受講定員:30名.
○ 受講料 (保険代, 資料代を含む):1,000 円 (高校生以下 500 円)
○ 申込期限:2019年5月31日 (参加定員まで余裕があれば前日まで受け付けます).
○ 申込方法:メール (office@hrcg.jp 宛) もしくは電話 (080-5830-2016 宛) でお申し込みください.
○ 内容:支笏火山は4万1千年前に巨大カルデラ噴火をし, その火砕流堆積物が札幌市から千歳市・苫小牧を含む広範囲を埋め尽くしました. もしも今日, 噴火したら250万人の人命が失われると言われています. 石山の市街地には火砕流が厚く堆積し, 下部は高温と圧密により溶結凝灰岩 (札幌軟石) となり, 明治期以降, 石材として採掘がおこなわれて来ました. 支笏火山噴火の直前は, 寒冷期にあたり海水面が低下して現在よりも深い谷が形成されていました. 石山から定山渓付近には, 札幌海牛やクジラの化石を包含する地層や藻岩山や硬石山などの火山岩体が分布しています. 
当日はまず,元の定山渓鉄道「石切山駅 (現石山振興会館)」: 札幌景観資産登録 No.10において石山周辺の地形・地質の解説を行います. その後に, 札幌軟石で建てられた [旧石山郵便局]: 札幌景観資産登録 No.05 および石山緑地公園において札幌軟石『北海道遺産登録』を見学します. 
○ 野外観察を含むために当日1日間の普通傷害保険に加入します (保険代は受講料に含まれています). 氏名に加え,年齢をお聞きすることになりますので宜しくお願いいたします.なお, 取得した皆さんの個人情報は特定非営利活動法人北海道総合地質学研究センターのプライバシーポリシー (http://www.hrcg.jp/documents/privacy_161116.pdf) に従い,適正に管理いたします.
○ この公開講座の広報・宣伝用チラシをダウンロード (http://www.hrcg.jp/brochure/OpenLect_4_20190608.pdf) することができます.

既に定員の半数程度の予約が入っていますので,ご希望の方は早めにお申し込みください.

HRCG Office (office@hrcg.jp)

退会用URL: http://hrcg.jp/xmailinglist/news/