モホ不連続面露頭

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露頭の上部は層状構造の発達した斑れい岩で,下部のガサガサした部分はハルツバーガイトで,その境界部付近には斑れい岩の薄層が出現し,ダナイトという岩石となっている.地殻とマントルとの境界はモホロビチッチ不連続面(モホ不連続面)と呼ばれる.マントルが部分融解して生じたマグマが海洋地殻を形成するが,溶け残りマントルはハルツバーガイトと呼ばれるかんらん岩の上に,マグマから形成された下部海洋地殻の主要部を構成する斑れい岩が累重する.オマーンではその境界部すなわちモホ不連続面を直接観察できる.ワジ・フィズにて撮影.(宮下純夫)

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